誰でも、どこでも、簡単に、「果樹園」が造れるモバイル樹木栽培システムを開発

2018年8月6日
報道関係者各位
ネイチャーダイン株式会社(本社所在地:東京都文京区 代表取締役社長 中島 啓一、以下:ND社)は、独自の無電源自動植物栽培システムSoBiC(ソビック:Solar pneumatic Bio-Cycleの略)を活用して簡単に大規模な「果樹園」を造れるSoBiC果樹園システムを開発、8月8日から受注を開始する。
塩ビ配管資材を利用する事で活路を開く
SoBiC栽培システムは電気も機械も使わず、太陽の日射熱による気圧変化を利用して培地内に水を自動的に自然のリズムで循環させるいわゆるフリーエネルギー駆動システムで、陽のあたる場所と必要最低限の水があれば、ほとんど手間をかけなくても植物が非常に良く生育する事が実証されています。

これまでは野菜栽培を主に製品を開発してきましたが、ブルーベリーやぶどうなどの小型の樹木フルーツの栽培用の問い合わせも多く有り、開発を検討してきました。しかし、樹木となると根の大きさや耐朽性を考慮すると別次元の機能要求が求められ、開発には高額な開発費がかかり、ユニット製造にもかなりのコストがかかる為、製品化には大きな課題がありました。

これを解決に導いたのはいわゆる「土管」として利用されている「塩ビ管」です。現在の塩ビ管はその用途故に非常に丈夫で耐朽性が高く、精密に加工されており、多種多様な環境に対応できる柔軟性と拡張性を持っており、様々なサイズや形状のものがある事で、SoBiCシステムの灌水ユニットのベースとしてもそのまま利用できる事が判りました。

実機の開発においては塩ビ配管など水道設備関連の大手企業である前澤化成工業株式会社(東証一部 企業コード7925 以下前澤化成とする)の部材の協力を得て、様々なタイプの配管システムを検討し、今回のモデルが完成しました。
塩ビ配管システムは環境や条件や用途に応じて様々な形態で水の流れを制御する為に非常に多種多様の形状やサイズがあるので、栽培する樹木の種類や大きさ、状態、設置環境、生産ニーズに応じて最適な構成を柔軟に組む事が可能になります。
超シンプルなシステム構成で、ほぼ完全なナノアース環境(極小地球生態系環境)を再現
SoBiCシステムは、太陽の動き(自然のリズム)による気圧変化に応じて水を底部から吸い上げて上部から水を注ぎ入れる事が基本機能になっているので、雨や雪などの生命を育む為の地球の水循環の仕組みと同じになっており、この水循環のスケールを大きくし生態系要素を増やす事で、更に地球の生態系の食物連鎖に近づく形になります。一つの実施形態として、SoBiCシステムの栽培槽の底の水の部分を金魚や鯉などの淡水魚を飼育する水槽の底と連結する事で、魚と植物と水中と土の中の微生物やバクテリアの食物連鎖が成立します。
つまり、魚や植物など大きな生物の生育による代謝物が、日照や温度、湿度、気圧に連動した「自然のリズムの水循環」によって微生物や菌のレベルで食物連鎖が活性化して自然の「浄化」と「富栄養化」が効率的に機能し、本来の自然の共生のシステムの中で非常に良く生育する環境が創造されるシステムになります。 但し、稀に何らかの悪要因が入り込んでしまった場合やシステム内の生態系バランスが崩れたり生育に好ましくない環境を生み出したりする可能性も有ります。 それでも、既存の露地栽培よりも圧倒的に栽培環境の管理が楽になる事と、循環水の検査や影響の度合いなどの経験値を積み上げる事で、その環境に応じた最適バランスが見極められれば更に効率的な栽培が可能になります。 またオーガニックにこだわらない場合は、魚を使わずに、化学的に精製された養液を利用して、生態系をコントロールする事も可能になる事で、いずれにしても栽培環境管理が圧倒的に効率化できるようになります。
革新的なメリット
果樹園などでのフルーツ栽培は自然の土壌(露地)で栽培される事がほとんどで、野菜とは違い年間を通じて広い果樹園全体の「環境管理」がその年の収穫に関わってくると言われますが、栽培技術としては環境管理に関する様々な知識が必要となり、環境整備には広範囲にわたるダイナミックな環境改良の手間やコストがかかります。

それらの積み重ねの上で毎年安定して生産できる環境を造り上げるには10年近くの期間がかかる事があると言われ、生産事業としては非常にリスクが大きい事が課題になっています。
また、それによって若い世代の新規参入にも大きなハードルになっています。これらの課題や問題に対して、SoBiC果樹園システムを利用する事で、農地が不要となり環境管理も飛躍的に簡単になる事で、革新的に活性化できる事が期待できます。

●「都市農業」や「都市の緑化」に最適
SoBiCの果樹園システムは、一般家庭のベランダでもビルの屋上などでも簡単に設置でき、スペースがある限り需要に応じていくらでも拡張ができる為、コストも手間もかからず、健康的な緑の自然環境を身近に設置できる上に果実の収穫もできるようになります。

またヒートアイランド現象(都市部の高温化)抑制にもなり、従来まで全く生産性がなかったビルの屋上などのスペースが非常に生産性の高い果樹園にできる事で、様々な新しい収益モデルを創る事も可能となり相乗的に活用が広がる事が期待できます。

● 殆どの天災リスクを抑止可能
近年は温暖化などの気象変動で異常気象が頻発しており、その度に農業が大きな被害を受けています。特に果樹園などは、渇水や大雨による冠水被害を受けやすくなっており、一度そのような天災被害を受けると再生には何年もかかり致命的な損害となる事もあるようです。
SoBiCであれば、根本的に渇水被害は受けず、大雨などの冠水被害に関してもそれを受け難い場所に設置すればよく、台風などの物理破壊が予想される場合は移動できる事や暴風などの対処がとり易い環境に設置できる事で大幅に被害を受け難くできます。また、万一大規模な天災にあっても立て直しが簡単にできる事から損害は最小限に防げます。

● 果樹産業を活性化
果樹産業を含む農業全体で生産者の超高齢化が進んでいますが、従来の果樹園の生産スタイルでは野菜生産よりも更に高額の資本や技術知識と時間的な余裕が必要となるので、ビジネスとして新規参入するには非常に高いハードルを越えなければなりませんでしたが、SoBiCを活用する事で事業リスクを飛躍的に抑制し、手間もコストもかからないので、若年層でも参入をし易くできます。

● 育樹産業を効率化
日本を含む世界中で森が減っており、森の縮小が海への栄養供給を減らし、漁獲量の減少の大きな一因となっているとされています。 そのような中で日本をはじめとして様々な国々で「育樹」への取り組みが盛んに行われています。
SoBiCの果樹園システムでは木材用の大木を育てる事は出来ませんが、苗木からある程度の大きさになるまで手間なく非常に効率的に育てる事は可能です。ある程度の大きさに育てるまでには非常にコストや手間のかかるケアが必要でしたが、それらを大幅に削減できる事が可能になります。
様々なニーズに応じて柔軟に提供
SoBiC果樹園システムは、既存のSoBiC-PRO(大規模野菜生産用)のシステムパーツと既存の塩ビ管システムを組み合わせて提供する形になるので、1台からの注文に対しても受注生産方式で販売が可能になります。価格は小さいものであれば3万円台から提供できるものもあり、受註後約1ヶ月以内で納品できます。
但し、ネット販売はせず、購入相談ページから設置環境や目的、ユニットの数量や設置条件などを伺った上でお見積もりをする形を取ります。樹木類は野菜とは違い成長が遅いので検証に時間がかかると思われていましたが、実際には冬以外であればシステム設置後約1~2ヶ月の短期間でも生育の良さは実感できますので、気軽に1台からでもまずは試して頂ける形で販売をして行きます。
また、本システムの最大の利点である農地も設備も不要で、狭い場所でも問題なく、栽培環境維持に手間がかからない事から、一般家庭でのベランダでの利用から都市農業、環境緑化施策などの新しい成長産業モデル創造のお試し需要が非常に大きいと見込んでおり、営業展開としても前澤化成と協調して業態の区別なく幅広く展開して行く事としています。



前澤化成工業株式会社について(東証一部上場企業 企業コード7925)
生活に不可欠な水分野に特化した「水のマエザワ」として、多種多様の水道関連の資材やシステム製品の製造販売を手がける業界トップメーカーです。多様な水環境のさらなる進化へ向けて新たな挑戦をし続けています。



本システムに関する見積もりやご相談は下記よりお願いいたします。

→ SoBiC果樹園システム 見積もり・相談フォーム